化粧品成分辞典

化粧品成分【ら・り・る・れ・ろ】

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「ら」からはじまる化粧品成分

ラウリン酸

【保湿・エモリエント・過脂肪】ヤシ油に多く含まれている脂肪酸のひとつ。アルカリ剤デで中和(鹸化)して界面活性剤を作る原料の一つです。泡立ちが豊かで、すすいだ後さっぱり感のある石けんをつくる役割をしています。

ラウリン酸Na

【洗浄・起泡】ラウリン酸を水酸化Naで中和(鹸化)して作られる陰イオン(アニオン)界面活性剤です。泡立ちがよいため洗浄剤として、石けんのベース成分に用いられます。また石けんの固さを調整する役割もあります。皮脂を取り除く力が強いので、乾燥肌の人は注意。

ラウリル硫酸Na

ラウリン酸を硫酸で中和(鹸化)して作られる陰イオン(アニオン)界面活性剤です。洗浄力が高く、主にシャンプーやボディーソープに使われます。

ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)

【保湿・エモリエント・バリア機能向上】セラミドを模して合成された成分で、擬似セラミド、セラミド機能成分、セラミド様成分とも呼ばれています。アミノ酸のグルタミン酸と植物ステロールのフィトステロール、アルコール類のオクチルドデカノールから得られる油性成分でセラミドと同様の効果があります。
セラミドを詳しく見る

ラウロイルラクチレートNa(ラウロイル乳酸Na)

【乳化・乳化安定】ヤシ油由来のラウリン酸を乳酸で中和して得られるれる陰イオン(アニオン)界面活性剤で、セラミドを安定配合するために使われます。

代表的な原料としては、エボニック社のセラミドプレミックス原料【SK-INFLUX®(パラベン使用)とSK-INFLUX Ⅴ®(パラベン不使用)】の2種類があります。

SK-INFLUX®の組成は

SK-INFLUX SK-INFLUX Ⅴ 濃度
ラウロイルラクチレートNa ラウロイルラクチレートNa 10%
セラミド1(セラミドEOP) セラミド1(セラミドEOP) 0.001%
セラミド3(セラミドNP) セラミド3(セラミドNP) 1%
セラミド6Ⅱ(セラミドAP) セラミド6Ⅱ(セラミドAP) 0.5~0.6%
フィトスフィンゴシン フィトスフィンゴシン 0.5~0.6%
コレステロール コレステロール 0.5%
カルボマー カルボマー 0.3%
キサンタンガム キサンタンガム 0.3%
メチルパラベン 0.3%
プロピルパラベン 0.2%
フェノキシエタノール 0.9%
エチルヘキシルグリセリン 0.3%
残部

 

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「り」からはじまる化粧品成分

リナロール

【香料】オレンジやレモン、ベルガモット、ラベンダーなどの植物精油に含まれる成分で、香気があります。主に化粧品の香り付けに使われます。

リン酸アスコルビル3NA(アスコルビルリン酸Na)

【美容・美白(しみ)・小じわ・抗酸化】ビタミンCにリン酸ナトリウム塩を結合させた水溶性のビタミンC誘導体です。壊れやすいビタミンCを長時間安定させ、皮膚に浸透しやすくして、効果を持続させるようにしたもので、美白作用のほかに、コラーゲン形成の促進、活性酸素の生成抑制などもあり、美肌効果が期待できます。美白化粧品に、美白・保湿・肌荒れ防止剤として使用されています。
⇒ビタミンC誘導体を詳しく見る

リン酸アスコルビルMg(部外品名称:リン酸L−アスコルビルマグネシウム)

【美容・美白(しみ)・小じわ・抗酸化】ビタミンCにリン酸マグネシウム塩を結合させた水溶性のビタミンC誘導体です。壊れやすいビタミンCを長時間安定させ、皮膚に浸透しやすくして、効果を持続させるようにしたもので、美白作用のほかに、コラーゲン形成の促進、活性酸素の生成抑制などもあり、美肌効果が期待できます。美白化粧品に、美白・保湿・肌荒れ防止剤として使用されています。
ビタミンC誘導体を詳しく見る

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「る」からはじまる化粧品成分

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「れ」からはじまる化粧品成分

レシチン

【乳化・分散・リポソーム化・保湿】大豆や卵黄に含まれる脂質で、人の皮膚や動植物の細胞膜を構成する成分のひとつで、水分と油分を乳化させる作用もあります。化粧品には乳化剤・保湿剤として使用されるほか、ビタミンなどの美容成分をリポソームというカプセル化するためにも使われます。

リポソーム:コーセーの「モイスチュアリポーソーム」が有名です

レチノール

ビタミンAです。ターンオーバー促進、ヒアルロン酸の合成促進、コラーゲン合成促進作用があり、シミや小じわ、乾燥肌の予防改善を目的に使用されます。
⇒ビタミンA(レチノール)を詳しく見る

肌が赤くなる、かゆくなる、乾燥する、皮が剥けるなどの副作用が出る場合があります。肌にこのような症状が出た場合はすぐに使用を中止しましょう。また、日中使う場合は日焼け止めが必須です。

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「ろ」からはじまる化粧品成分

ローズマリー葉エキス(部外品名称:ローズマリーエキス)

シソ科のローズマリー(マンネンロウ)の葉または花から抽出精製された植物エキスです。肌の引き締め、抗酸化、血行促進、消炎、脱毛予防などの作用があるといわれています。保湿剤としてスキンケア化粧品やヘアケア化粧品に使用されています。

ローヤルゼリーエキス

ミツバチが分泌するローヤルゼリーをエキスにしたものです。女王バチを育てるエネルギー源で、各種のビタミンやアミノ酸、ミネラルを豊富に含みます。老化の予防や、新陳代謝の促進などの効果があるといわれています。化粧品には保湿剤・肌荒れ防止剤として使用されています。

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