化粧品成分辞典

化粧品成分【さ・し・す・せ・そ】

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「さ」からはじまる化粧品成分

サフラワー油

【保湿・エモリエント】紅花の種子から抽出した植物油脂で、ベニバナ油とも呼ばれます。リノール酸が豊富。肌なじみが良く、肌を柔軟に保ちます。

酸化亜鉛

【紫外線散乱剤・収れん】紫外線(特にUV-A)に対して高い防御能力を持つ紫外線散乱剤で、日焼け止めやファンデーションに使用されます。また、収れん(引き締め)作用や肌の保護作用があり、医薬品の亜鉛化軟膏や日焼けのほてりを鎮めるカーマインローションにも使われます。

酸化チタン

【紫外線散乱剤・白色顔料・不透明化剤】紫外線(特にUV-B)に対して高い防御能力を持つ紫外線散乱剤で、日焼け止めやファンデーションに使用されます。また、カバー力にもすぐれているため、コンシーラーやファンデーションに使用されるほか、石鹸の不透明化剤にも使用されます。

ファンデーションのカバー力は、酸化チタンの粒子サイズと配合量で決まります。

酸化鉄(赤・黄・黒)

【無機着色料】鉄由来の無機顔料です。赤色のものをベンガラ、黄色、黒色のものをそれぞれ、黄酸化鉄、黒酸化鉄と呼んでいます。ファンデーション、アイカラー、まゆずみなどのメイクアップ製品に広く使用されています。

ファンデーションの色は、赤・黄・黒の比率で決まります。

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「し」からはじまる化粧品成分

シア脂(シアバター)

【保湿・エモリエント】中央アフリカに自生する高木シアの種子から得られる植物油脂で、シアバターとも呼ばれています。乾燥や日やけから肌を保護し、皮膚を柔軟にする働きがあります。常温ではバター状の固体ですが、体温で溶ける性質があるため、化粧品の感触をなめらかにして使用感を高め、浸透をよくします。

精製度の違いで、黄みがかったものから白色までバリエーションがあります。敏感肌の方は精製度の高い白色がおすすめ

シアノコバラミン

【美容・保湿・着色】ビタミンB12。化粧品では健康な肌を維持する目的やピンク色に着色する目的でも使用されます。

ジグリセリン

【保湿】グリセリン2モルを脱水縮合した無色透明、粘性の液体です。グリセリンよりも粘性と吸湿性が高いという特徴があります。

シクロデキストリン

【賦型剤】環状オリゴ糖。環状になった隙間の部分に小さな分子を取り入れることができ、水に溶けにくい物質を水に溶解させたり、水や酸素と反応しやすい物質を保護したりする目的に使用されます。

シコニン

【美容・保湿】ムラサキの根(シコン)から抽出される結晶性粉末で、赤〜紫色の天然色素です。色素ではありますが、抗菌や抗炎症などの作用があります。メイクアップ化粧品の着色などに使われています。

シソ葉エキス(部外品名称:シソエキス(1))

【美容・保湿】シソの葉から抽出した植物エキスです。炎症を抑える作用や、抗酸化作用、美白作用などがあるといわれています。

ジメチコン(メチルポリシロキサン)

【保湿・エモリエント・】無機物のケイ素を骨格としたシリコン油。すべり性が良く、撥水(水をはじく)性があるために、マッサージ用クリームやウォータプルーフの日焼け止めやメイクアップ化粧品に使用されまするほか、ツヤを与えるためにも使用されています。

純粋レチノール

資生堂が作った造語(愛称)で。資生堂では、レチノール誘導体と区別するため『レチノール』を『純粋レチノール』と表記しています。
⇒ビタミンA/レチノール(レチノール誘導体)を詳しく見る
⇒資生堂の小じわ改善化粧品を見る

シラカンバ樹皮エキス

【美容・保湿】シラカバの樹皮から抽出した植物エキスです。タンニン、サポニン、フラボノイド、ビタミンCを含み、収れん、抗炎症、血行促進、防腐作用があるといわれています。

シリカ

鉱物由来の微粒子の白色粉体で、無機顔料です。別名無水ケイ酸。石英として岩石中に多量に存在します。メイクアップ化粧品ののびをよくする、仕上がりを高めるなどの目的で使用されているほか、クリームなどに増粘剤として、歯磨きなどに粘結剤として使用されています。

シルク

【美容・保湿】蚕の繭からとれる繊維状のタンパク質(フィブロインとセリシン)を微粉末にしたもので、18種類のアミノ酸でできています。セリシンは人の皮膚の中に存在しているNMF(天然保湿因子)に似ているため、化粧品には保湿剤として使用されるほか、なめらかな肌触りや光沢を与える目的でも使われています。

シロバナルーピン種子エキス

【美容・保湿】シロバナルーピンはルピナスと呼ばれるマメ科植物で、その種皮に希少成分が存在しています。コラーゲン産生を高め、炎症ストレスによるコラーゲンのダメージを改善します。

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「す」からはじまる化粧品成分

水添○○油

【保湿・エモリエント】植物油に水素を結合させ、安定性を向上させた油脂です。 白色のロウ状で、化粧品に粘度をつけるために使用されています。※○○には、ナタネ、ヒマワリなどが入ります

水酸化K

【pH調整】水酸化カリウム、苛性カリです。脂肪酸と結合すると石けん成分になります。液体石けんや石けんシャンプーの製造、クリームなどの乳化剤(石けん乳化)、化粧品のpH調整に使用されます。

水添レシチン

【保湿・エモリエント・乳化】ダイズや卵黄に含まれるレシチンに水素を結合させ、安定性を向上させた脂質です。天然由来の保湿・エモリエント剤、乳化剤として使用されます。

水溶性コラーゲン

【美容・保湿】動物や魚介などから得られコラーゲンを加水分解したもので、保湿剤として使用されます。
⇒コラーゲンを詳しく見る

スギナエキス

【美容・保湿】スギナの全草から抽出精製した植物エキスです。フラボノイド、ビタミンC、サポニンなどを含み、抗炎症、収れん、止血などの作用があるといわれています。肌につけると清涼感があります。保湿剤としてスキンケア化粧品やヘアケア化粧品などに使用されています。

スキムミルク

【美容・保湿】脱脂粉乳のことです。牛乳から脂肪分を抜いて乾燥させたもので、タンパク質と乳糖が主成分です。化粧品には保湿・保護剤として使用されています。

スクロース

【美容・保湿】別名は白糖、ショ糖で、砂糖のことです。サトウキビやサトウダイコンなどの絞り汁を精製してつくられています。保湿や肌荒れ防止効果があり、石けんを透明にする働きもあります。

スクワラン

【保湿・エモリエント】動物や植物から得たスクワレンに水素添加・精製し、安定させたものがスクワランです。肌のうるおいを守り、柔軟にする効果があります。べたつきにくく、肌なじみが良いので多くの化粧品に使用されています。

ステアリン酸

【保湿・エモリエント】植物や動物の油脂中に存在する脂肪酸で、主にパーム油が原料です。石けんの素地として泡立ちをよくしたり、固めたりする目的で使用されているほか、クリームののびや固さを調整するためにも使用されています。他の油性成分や界面活性剤などの原料としても使われます
⇒界面活性剤を詳しく見る

ステアリン酸を使った主な界面活性剤

ステアリン酸グリセリル

【過脂肪・乳化】ステアリン酸とグリセリン(多価アルコール)のモノエステル油で、石けんの過脂肪剤として使われる他、界面活性作用があるため親油性の乳化剤としても使われます。非イオン(ノニオン)界面界面活性剤

ステアリン酸グリセリル(SE)

ステアリン酸グリセリルの乳化力を高める目的で、せっけんまたは、モノ脂肪酸グリセリルを配合した非イオン界面活性剤です。ス親水性の乳化剤やエモリエント剤として、使われます。SEは、Self-Emulsifyingの頭文字で「自己乳化型」と訳されます。

ステアリン酸スクロース

【乳化・可溶化・分散】別名「ショ糖脂肪酸エステル」ショ糖(砂糖)と脂肪酸で出来た非イオン(ノニオン)界面界面活性剤です。乳化剤の中でも安全性が高いといわれ、食品にも使われています。

ステアリン酸PEG-○○

【乳化・可溶化・分散・消泡】ステアリン酸とPEG(ポリエチレングリコール)でできた非イオン(ノニオン)界面活性剤です。○○には数字が入ります。数字が少ないものはW/O型乳化剤、多いものはo/W型乳化剤となります。

ステアリン酸ポリグリセリル-○○

【可溶化・乳化・消泡】ステアリン酸と、多価アルコールのグリセリンを脱水縮合したポリグリセリンで出来た非イオン(ノニオン)界面活性剤です。乳化剤の中でも安全性が高いといわれ、食品にも使われています。○○には数字が入ります。

ステアロイルグルタミン酸Na

【洗浄・乳化】ステアリン酸とグルタミン酸ナトリウムで出来たアミノ酸系カチオン(陽イオン)界面活性剤です。皮膚と同じ弱酸性で肌や粘膜にも低刺激な洗浄剤・発泡剤として、敏感肌用の石けんやシャンプーなどに使われています。乳化剤としてクリームなどに使われることもあります。

「せ」からはじまる化粧品成分

セイヨウイラクサ葉エキス(部外品名称:イラクサエキス(1))

【美容・保湿】イラクサの葉から抽出された植物エキスです。収れん作用があり、肌を引き締めながらすこやかに整えます。消臭効果もあります

セイヨウキズタ葉/茎エキス(部外品名称:セイヨウキズタエキス)

【美容・保湿】ウコギ科の低木セイヨウキズタ(アイビー)の茎、葉から抽出した植物エキスです。サポニン、フラボノイド、有機酸などを含み、抗炎症、防腐、抗菌、洗浄作用があるといわれています。

セイヨウトチノキ種子エキス

【美容・保湿】トチノキ科の落葉高木マロニエ(セイヨウトチノキ)の果実や葉から抽出精製された植物エキスです。サポニンやフラボノイド、アントシアニンなどの抗酸化成分を含み、殺菌や収れん、血行促進作用があるといわれています。

セイヨウノコギリソウ花エキス(部外品名称:セイヨウノコギリソウエキス)

【美容・保湿】キク科の多年草セイヨウノコギリソウの葉、茎、花などから抽出精製した植物エキスです。ビタミンやミネラルを豊富に含み、抗炎症作用などがあります。化粧品には保湿剤として使用されています。

セイヨウハッカ葉エキス

【美容・保湿】シソ科の多年草セイヨウハッカ(ペパーミント)の葉から抽出精製された植物エキスです。歯磨きやガム、キャンディーなどに、清涼感を与える素材としてよく使われています。タンニン酸を多く含むため、肌を引き締める収れん効果もあります。抗菌作用も期待できます。保湿剤としてスキンケア化粧品やヘアケア化粧品に使われています。

セイヨウヤドリギ果実エキス

【美容・保湿】ヤドリギ科の低木セイヨウヤドリギ(ミスルトー)の果実から抽出精製された植物エキスです。ヨーロッパでは鎮痛や強壮によいハーブとして知られています。保湿剤として化粧品に使用されています。

セージ葉エキス

【美容・保湿】シソ科のセージ(サルビア)の葉から抽出精製した植物エキスで、食用ハーブとしてもポピュラーです。ジテルペン、フラボノイド、サポニンなどを含み、血行促進や消炎作用があるといわれています。

石ケン素地

【起泡、洗浄、湿潤、乳化】ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などの脂肪酸とナトリウムが結合した、脂肪酸ナトリウム塩。原料はヤシ油、パーム油などです。起泡、洗浄、湿潤、乳化などの作用があり、石けんなどの主原料として使用されています。

ゼニアオイ花エキス(部外品名称:ゼニアオイエキス)

【美容・保湿】アオイ科のゼニアオイの花や葉から抽出精製された植物エキスです。皮膚に対して抗炎症、代謝促進などの効果があるといわれています。化粧品には保湿剤として使用されています。

セラミド

【保湿・エモリエント・バリア機能向上】細胞間脂質の構成成分の一つで「セラミド、コレステロール、遊離脂肪酸」の3つがバランス良くあることが大切です。セラミドには、セラミド1、セラミド2などいくつか種類があり、役割も異なります。

セラミド1

化粧品成分表示:セラミド1または、セラミドEOP
セラミド1はセラミド同士を繋ぎ止める働きがあり、バリア機能を高める役割を担っています。

セラミド2

化粧品成分表示:セラミド2または、セラミドNS、セラミドNG
セラミド2は、セラミドの中でも水分保持の役割が大きいセラミドです。

セラミド3

化粧品成分表示:セラミド3または、セラミドNP
セラミド3は、小じわの軽減や水分保持に役立つセラミドです。

セラミド6-2

化粧品成分表示:セラミド6IIまたは、セラミドAP
セラミド6IIは、肌のターンオーバーを正常化する働きや、小じわの軽減に役立つセラミドです。
セラミドを詳しく見る

セリン

【保湿】タンパク質中に広く存在し、特に絹糸タンパク質セリシンに多く含まれている非必須アミノ酸です。保湿効果が高く、皮膚に柔軟性や弾力性を与えます。化粧品には保湿剤、ヘアコンディショニング剤、皮膚コンディショニング剤として配合されています。

セルロースガム

【増粘・乳化安定】植物性繊維(パルプ)であるセルロース由来の多糖類です。粘り気が強く、食品ではアイスクリームやジャムなどに粘度をつけるために使われています。化粧品では、増粘やクリームなどの乳化安定剤として使用されています。

センブリエキス

【美容・保湿】リンドウ科の多年草センブリの全草から抽出精製した植物エキスです。漢方ではトウヤク(当薬)と呼ばれ、千回煎じても苦いことからセンブリとも呼ばれています。血行促進作用や細胞賦活作用があるといわれ、抜け毛の防止や発毛促進を目的にヘアケア製品に古くから使われています。化粧品には保湿剤として使用されています。

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「そ」からはじまる化粧品成分

ソウハクヒ(マグワ根皮エキス)

【美容・保湿】化粧品表示名称は「マグワ根皮エキス」、医薬部外品の表示名称は「クワエキス、ソウハクヒエキス、桑エキス」。乾燥させたマグワ(桑)の根から抽出した淡黄褐色のエキスです。桑の根が白いことから、桑白皮(ソウハクヒ)と呼ばれています。チロシナーゼ活性阻害作用による美白効果やセラミド合成促進作用があるとされています。
ソウハクヒを詳しく見る

ソルビトール

【保湿】別名ソルビットと呼ばれ、藻、海藻、リンゴやモモなどの果物のほか、ブドウ糖からも得られる多価アルコールです。乾燥した肌に対し、水分を一定に保ち肌荒れを予防する働きがあることから、保湿剤としてさまざまな化粧品に使用されています。

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